虫歯検査にもビデオ判定が必要です。

虫歯検査にもビデオ判定のような精密な検査が必要です。それについて動画を作りました。ぜひご覧ください(^^)

↓動画は上から１６番目になります。

https://kotsudent.com/movie/

 

以下、動画の内容(文章)になります。

 

みつおデンタルクリニックは虫歯検査を精密に行います。

 

その理由は、虫歯は入り口が小さいという特徴があり、発見が難しいからです。発見が遅れると、虫歯が大きくなり、歯や歯の神経を抜くことになります。早期に発見することで、歯と歯の神経を守ることができます。

 

虫歯なのか、虫歯ではないのか、という判定は、歯医者によって変わります。それだけ、虫歯検査は曖昧(あいまい)なものです。

 

検査の曖昧さを例えるなら、野球の審判がわかりやすいと思います。キャッチャーにど真ん中のストレートがバーン、と入ったら、すべての審判がストライクと判定します。

 

反対にキャッチャーが立ち上がるぐらいの暴投をしてしまったら、すべての審判はボールと判定するでしょう。

 

虫歯も同じで、思いっきり大きな穴が開いているような歯があれば、歯医者全員が虫歯だと簡単に判定できますし、掃除がしっかりとできているきれいな歯は歯医者全員が虫歯ではないと判定するでしょう。

 

しかし、実際は、虫歯かどうか判定に悩むものがとても多く存在します。野球でいうなら、ストライクゾーンぎりぎりの、ストライクかボールかどちらか判定が難しいところに入ったときです。それをストライクと判定するか、ボールと判定するかは、その審判によって変わります。

 

それと同じように、虫歯かどうか判定が難しいものがあれば、それを虫歯と判定するか、虫歯ではないと判定するかは、検査した歯医者によって変わります。

 

虫歯の検査は悩むことが非常に多いです。虫歯との判別が必要なものとしては、タバコやコーヒーなどの着色、歯周病の歯石などです。また、歯ぐきが腫れていたり、出血があると、とても見えにくく検査が難しくなります。

 

判定が難しい歯を虫歯と判定して削り、実際は虫歯が無かったということは、絶対にしてはいけません。また、虫歯ではないと判定した歯が実際は虫歯で、それが放置されてしまうのも、できる限り避けなければいけません。

 

だから、近年多くのスポーツで取り入れられている、ビデオ判定のようなものが、虫歯検査にも必要だと私は考えています。

 

野球では、先ほどお話したストライクかボールかの判定については、ビデオ判定はまだ行われていません。しかし、ランナーがホームベースを先に踏んでセーフになったか、キャッチャーが先にボールを取ってタッチアウトになったか、そういう判定が難しい場面ではビデオ判定を行い、公平な審査を行います。

 

サッカーでいうと、オフサイドの判定やファールの有無の判定にビデオが用いられています。誤審のない、公平な審査を行うために、ビデオ判定が役立ちます。

 

このようなビデオ判定が虫歯検査にもあれば、信頼性の高い判定ができると思います。あるとすれば、それは顕微鏡検査とCTなどのレントゲン検査だと私は思います。

 

顕微鏡は、小さい歯を最大２０倍以上大きく見ることができます。肉眼では虫歯かどうか判別が難しいものでも、歯を大きく見ることで、虫歯の小さい入り口を発見することができます。

 

レントゲン検査も大切です。顕微鏡で大きく見ても、虫歯かどうかわからない時があります。その時に、CTなどのレントゲンを撮影してみると、歯の中で虫歯が広がっていることがあります。顕微鏡と、レントゲン、これらビデオ判定のような精密検査を行うことで、虫歯の見落としや見間違えをできる限りなくすことができます。

 

歯科の実情を言いますと、保険治療に虫歯検査という項目はありません。初診料や再診料に含まれますので、我々歯医者が虫歯検査で得られる報酬はほとんどありません。

 

しかし、私は、この検査にどれだけの情熱をかけて行うかが、医療の本質、歯医者としての真価が問われると思っています。医科の人間ドックと同じくらい大事だと思います。早期に癌などの病気を発見することで、命を救うことができます。同じように、早期に虫歯を発見することで、多くの歯の命を救うことができます。

 

私は、虫歯の見落としや見間違えを絶対にしたくないという気持ちがあります。それで、現在のビデオ判定のような精密な検査を行うようになりました。このような検査をご希望の方は、ぜひみつおデンタルクリニックへお越しください。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

みつおデンタルクリニック　院長　高津光雄