歯が無い所に安全で安心なインプラント。食事が楽しくなった症例

2024/12/25

今回は歯が無くて食事で困っていた患者様に、最新のAI技術を用いた安全で安心なインプラントを行い、食事が楽しめるようになった症例を説明します。

歯が無いと食事が楽しめない

患者様は数か月前に右下の奥歯２本が無くなってから、食事がしにくくずっと困っていたそうです。外食や友人との食事をもっと楽しみたいとのことで、インプラント(人工の歯を作る)治療をご希望されました。

インプラントを行うための診査

インプラントを安全で安心に行うためには、何より事前の診査が大切です。患者様のCTを撮影して、顎の骨の状態を診査します。インプラントを入れるための顎の骨があるか見ます。

幸い、右下の顎の骨は十分に残っており、インプラントを行えると診断しました。

安全で安心にインプラントを行う最新AI技術

顎の骨の中には血管や神経があります。インプラントを行う時にこれらを傷つけてしまうと、神経麻痺や大出血を起こしてしまいます。

そのような事にならないように、またインプラントが長持ちするように、ベストな所に入れるため最新のAI技術、コンピューターガイデッドサージェリーを用いてインプラント治療を行うことにしました。

コンピューターガイデッドサージェリーとは、インプラントを入れる安全で理想的な場所をコンピューター(パソコン)上で決めて行うものです。

コンピューター上で血管と神経から十分に距離があり、骨の真ん中にインプラントが入るように設計しました。

この設計を元に、マウスピースの装置を作ります。これは患者様の歯にしっかりと入ります。

マウスピースには穴が開いています。

この穴にドリルを入れると、コンピューターで決めたインプラントの場所の骨を削ることができます。(下の写真はイメージです)。

安全で短時間にインプラントが入った

インプラント治療を行いました。治療後CTを撮影して確認すると、コンピューターで設定した場所と同じ場所にインプラントが入りました。

２本のインプラントが入りましたが、治療の時間は３０分程度でした。患者様はインプラントは怖いと思っていたけれど、すごく楽で良かったと喜ばれました。

歯が入って食事が楽しくなった

数か月間後、インプラントにセラミックのかぶせ物が入りました。とてもきれいな歯が入り、患者様はとても満足されました。

インプラントによって、しっかりと食べ物をかめるようになりました。患者様は、外食や友人との食事を楽しめるようになり非常に喜ばれました。本当に良かったです。

歯を失ったら、インプラントは良い選択肢

当院は歯をできるだけ残す治療を行っています。しかし、歯が割れているなどでどうしても残せない場合があります。

歯を抜いた場合、抜いた所を補う治療法の中で、インプラントは良い治療法と考えています。

インプラントは一生長持ちするわけではありません。ですので、当院ではできるだけ長持ちするようにコンピューターガイデッドサージェリーの最新技術を用いて安全・安心なインプラントを行うようにしております。このような治療をご希望の方はぜひ、みつおデンタルクリニックへお越しください。ご精読いただきありがとうございました。