当院の虫歯治療と一般的な歯科医院の虫歯治療の違いを説明します。
2025/04/06
虫歯治療は一番初めの治療であり、一番重要です。治療の精度が悪ければ、治療のやり直しを繰り返し、神経や歯を抜くことになってしまいます。
今回は、当院で行っている虫歯治療の方法を、一般的な歯科医院の方法と比べながら説明します。
初めに、比較をまとめた表がありますので、ご覧ください。以下に、それらを詳しく説明していきます。
目次
①虫歯1本の治療の時間
これが1番歯の長持ちに影響する
虫歯治療で一番と言っていいくらい大事なもの、それは治療の時間です。時間は虫歯を削る時間と、つめ物をつめる時間があります。その両方にゆとりを持った時間が必要です。
当院では、「虫歯の大きさ、難易度」を考えて、必要な削る時間、つめ物をつめる時間をじゅうぶんに確保し、丁寧に行います(60~120分)。
一般的な歯科医院は、虫歯治療を保険治療のみで行います。費用は虫歯の大きさ、難易度はほぼ関係なく、1本1,500円程度です。一番大事な治療なのに一番費用が安い虫歯治療は、牛丼チェーン店のようにバタバタと治療されがちで、時間がじゅうぶんに取れません。神経に近いくらい大きな虫歯でも、一般的には30分程度の短い時間で虫歯を削り、つめ物をつめないといけません。利益か出ないからです(中には15分のところもあると聞きます)。
治療する時間の余裕が無ければ、健康な歯を削りすぎて大きな銀歯になってしまったり、つめ物も段差やすき間ができてしまいます。一番怖いのは、健康な歯を削りすぎて神経に炎症を起こして、神経を抜くことがあることです。
「痛みが無いのに確認も無く神経を取られて、「虫歯が大きいから神経を取りました」と事後報告された」と当院に相談に来られる患者様もいらっしゃいます。
詳しい状況がわからないのではっきりとは言えませんが、痛みのない虫歯はそのほとんどが神経を取る必要はありません。しかし、上記のように丁寧に治療を行える環境が無かったから、そのような悲惨な結果になってしまったのかもしれません。
当院では、そのようなことが決して起こらないようにしております。
②顕微鏡(マイクロスコープ)の使用
よく見えないのは削りすぎ、虫歯の取り残しのもと
当院の虫歯治療は肉眼では絶対に行いません。治療にならず反対に歯を壊す行為になりかねないからです。
必ず最高倍率のルーペ(心臓手術にも用いられるもの)と、顕微鏡(マイクロスコープ)を使用します。
まず、治療の前に検査が必要です。その検査が肉眼で行われるものであれば、それはほぼ見間違えと見落としが起きてしまいます。
虫歯と判別が必要なものは、着色が多く、次に歯周病の細菌の歯石です。また、お口の中は暗く黒く見えることがあり、それを虫歯と見間違えることもあります。見間違えてしまうと、治療の必要が全く無い健康な歯を削ってしまうことになります。患者様に利益の無い治療は絶対にしてはいけません。
また、虫歯は癌などの病気と同じで、小さいうちに見つける方がより神経や歯を守り長持ちさせます。しかし、肉眼や低倍率のルーペではでき始めの極小の虫歯を発見することはほぼ不可能です。見えるまで虫歯が大きくならないと発見されることはありません。
癌と同じで、見つかるのが遅いほど進行しているため、神経や歯を抜く可能性が高くなってしまいます。そのようなことはできる限りないようにしないといけません。
当院の虫歯治療は削り方にこだわります。当院院長が特許庁の商標登録を受けた「ハーミノス虫歯治療法®」で、健康な歯をできる限り削らずに虫歯を削ります。
その際、虫歯の位置を顕微鏡で特定することで、虫歯を削り始める場所、削る深さ、方向、角度などを考えて削ります。削り終わった後も、神経の状態が大丈夫かどうかなども確認する必要があります。そうすることで、最低限の削る量で神経と歯を守り長持ちさせます。肉眼や低倍率のルーペでは非常に困難でできません。
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みつおデンタルクリニック
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拠点の天満で虫歯から守る治療を
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