【画像あり│根管治療】顎の骨が溶けて抜いてインプラントを勧められた歯。骨が回復するまでの記録
2025/11/30
みなさんこんにちは。みつおデンタルクリニック院長の高津光雄です。よろしくお願いいたします。
今回は神経の取り残しによって、穴が開くほど顎の骨が大きく溶けてしまった歯を精密な根管治療を行い、骨が再生した症例を紹介いたします。
患者様は、右下の一番奥の歯がかんだ時に痛みがあり歯ぐきにできものが出来ていて膿が出る、とのことでいらっしゃいました。検査をすると、内側の歯ぐきにできものが出来ていて、膿が出ていました。
レントゲンを詳しく確認しました。横からの断面図を見ていくと、以前の治療で神経を取って薬をつめているのですが、神経の取り残しがあり、薬が根の先まで十分に入っていません。取り残された神経が腐ってしまい、根の中で細菌が繁殖し、根の外に出てしまい顎の骨を溶かしてしまっています。
前からの断面図を見ると、黒い部分が骨が溶けているところですが、とても広範囲にわたり骨が溶けているのがわかります。
上からの断面図を見ると、この歯はUの字の形をしています。この場合神経の形がとても複雑になるので、治療は難しくなります。
この形の場合、このUの真ん中のところにも神経があることがほとんどなので、おそらく神経の大元の部分も取り残されている事が予想されました。
立体化した画像では、骨が溶けてしまい大きな穴が開いてしまっています。歯の根っこが丸見えの状態です。
かかりつけの歯医者さんでは抜いてインプラントを勧められそうです。
確かにこの場合は非常に状態が悪く歯を抜くことも考えないといけませんが、患者様は抜かずに残してほしいと希望されましたので、精密な根っこの治療を行うことにしました。
これは治療中の歯を上から見ています。歯の中は虫歯ができていたりと、どこに取り残された神経があるのか非常にわかりにくかったです。
レントゲンを参考にして、顕微鏡を見ながら慎重に探していくと、取り残された神経の入り口が見つかりました。残りの神経の所も取り残しが根の先にありましたので、全て神経の取り直しを行いました。
超音波洗浄を行い根がきれいになったところで、薬(MTAセメント:バイオセラミックス系の薬)をつめました。つめた後のレントゲンです。薬は白く映ります。根の先の方まで薬がつまっていることが確認できました。
その後、かぶせ物を行いました。まだ跡は見られますが、最初にあったできものは無くなり、膿も出なくなっています。患者様は非常に喜ばれました。
食事も痛みもなく快適ということで、このまま経過観察になりました。
治療して3年後のレントゲンです。大きく溶けていた骨が再生し、ほとんど全て治っていました。大きく開いていた穴も、すべて塞がりました。
骨を溶かすのは細菌です。治療で、取り残されて腐ってしまった神経を取り、細菌を取り除いたことによって、患者様の持つ免疫力が骨を再生させました。
良い結果に患者様は喜ばれました。本当に良かったです。
このように、精密な根管治療を行えば大きく溶けた骨が再生することもあります。
似たような症状、状態で歯を抜かないといけないと言われている方や、痛みや腫れでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
以上になります。ご精読いただきありがとうございました。
みつおデンタルクリニック 院長
精密な検査と治療で歯を守る会 代表 高津光雄
健康な歯をできる限り削らない「ハーミノス虫歯治療法®【特許庁・商標登録】」を考案
世界基準の精密根管治療を行い、根管治療の名医として「名医のチョイス」に掲載
大阪・梅田・天満の患者様に選ばれる精密な根管治療と虫歯治療を提供できるよう日々研鑽
【今回の治療について】
年齢:40代 男性
治療期間:3週間(経過観察期間を含まない)
治療回数:3回
治療費: 精密根管治療費 100,000円(税込)
【精密根管治療のメリット】
・歯を抜かずに残せる可能性が高くなる。
・歯が長持ちしやすくなる。
【精密根管治療のリスク・デメリット】
・外科処置が必要となる場合がある。
・骨が再生するには時間がかかる。
・治療途中に歯が割れたり、保存が不可能と判断した場合は抜歯になることもある。
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みつおデンタルクリニック
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高技術な根管治療を天満で実施
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