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かぶせ物の材料よりも土台の接着が大切!土台の接着の大切さについて説明します

かぶせ物の材料よりも土台の接着が大切!土台の接着の大切さについて説明します

2021/05/31

こんにちは!今回は、かぶせ物より実は大切な、歯の土台についてお話します。

患者様が、歯医者から自費か保険どちらにするか?と聞かれた時、ほとんどはかぶせ物の材料の話で、自費のセラミックにするか保険の銀歯にするか、といった内容です。

しかし、かぶせ物よりも大切なことがあります。タイトルの通り土台の接着です。

神経の治療(根の治療)を行った歯の多くはかぶせ物を行います。その時にまず行うことは、虫歯で失った歯を補強するために土台を作ることです。土台となる材料(プラスチックや金属)を歯に接着させて作ります。その後、形を整えて歯型を取り、かぶせ物を入れて治療が完了します。

そこで大切なことは、土台が歯としっかりとすき間なく接着している事です。それには歯を十分に乾燥させる必要があります

歯を十分に乾燥する一番良い手段は、ラバーダムという方法です。クランプという金具で歯をつかみ、(ラバーダム)シートをかけて歯に唾液や血液がつかないようにします。これで十分な乾燥が可能になり、歯に土台をしっかりと接着できます。

しかし問題があります。神経の治療(根の治療)を行った歯は、健康な歯を虫歯で大きく失っていることが多く、歯ぐきよりも深い所にしか健康な歯が残っていない事がよくあります。

そうなると、クランプで歯をつかむことができません。よってシートもかけれないためラバーダムができず、十分な乾燥状態を作ることができません

実際、乾燥が十分にできていない状態で土台をたてることがほどんどです。一見歯と土台がしっかりと接着しているように見えても、唾液や歯ぐきからの出血で歯がぬれてしまい、目に見えないレベルで歯と土台が接着していません。

接着していないすき間から虫歯ができてしまう可能性があります。また、虫歯の細菌が根の中まで入っていき、根の病気を作る可能性もあります。この状態では、たとえセラミックのような良い材料のかぶせ物をしたとしても、歯が長持ちしにくいというのがお分かりかと思います。

虫歯が大きくなれば、どれだけ良い材料のかぶせ物であっても簡単に取れてしまいます。状態が悪ければ歯を抜くこともあります。よってかぶせ物をするにあたって大切なことは、まず土台と歯の接着をしっかりとすることになります。

解決策の1つとしては、歯を引っ張って歯ぐきの中の健康な歯を出すことです。そうすることで、クランプを歯にかけることができます。

クランプで歯をつかみ、シートをかけることができます。十分な乾燥状態を作れるので、土台と歯がすき間なくしっかりと接着します。

以上になります。このように、かぶせ物がどれだけ良くても、最初の土台の接着が悪ければ歯が長持ちしない事があります。ぜひご参考ください。

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