みつおデンタルクリニック

銀歯と言われた深い虫歯が痛い。できるだけ削らない最新治療法で完治

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銀歯と言われた深い虫歯が痛い。できるだけ削らない最新治療法で完治

銀歯と言われた深い虫歯が痛い。できるだけ削らない最新治療法で完治

2024/11/13

今回は虫歯が大きくて歯型を取って銀歯かセラミックと言われた歯を、できるだけ健康な歯を削らない「ハーミノス虫歯治療法®」で治療した症例について説明します。

※後進の歯科医師育成、指導のため、歯の状況や治療方法について専門的に説明しています。ご了承ください。

目次

    患者様の状態は?

    患者様は、最近歯がしみて痛いことに気づき、近くの歯科医院にてレントゲンを撮影した所、虫歯を指摘されました。歯と歯の間の虫歯が大きいため、歯型を取って銀歯かセラミックにするしかないと言われたそうです。

    患者様は虫歯が大きいと思わず、どうしてもそれらの治療法に納得が出来ませんでした。また、昔銀歯での虫歯治療後に痛いことが長く続き、しみる感じは現在でも少し残っているそうで、見た目以外にも銀歯に対して抵抗がありました。

    銀歯とセラミック以外で治せる方法をご希望で、当院を受診されました。

    虫歯の状態は?

    左上の前から5番目の奥歯が、歯と歯の間に虫歯が出来ていました。特に奥の歯との間は虫歯が大きいようで、横から見ると穴が空いているのがはっきりとわかり、上から見ると中の虫歯が透けて黒く見えていました。

    虫歯の深さ・大きさをレントゲンを撮影し確認したところ、奥の歯との間の虫歯が神経を抜く必要はないものの、中ぐらいの大きさになっておりました。この大きさであれば、一般的には歯型を取って銀歯かセラミックなどの詰め物になります。

    銀歯やセラミックにしないといけないのか?

    一般的には、今回のようなある程度の大きさの虫歯であれば、歯型を取って銀歯やセラミックなどの詰め物を行います。しかし、この治療法は虫歯以外の健康な歯の部分を削る量が多いため、当院ではできる限り行わないようにしています。歯の寿命が縮まる可能性があるからです。

    虫歯の特徴に合わせて虫歯を削るハーミノス虫歯治療法®

    虫歯には特徴があります。歯の表面に小さい穴を開けて歯の中に侵入し、歯の中で大きくなります。見た目は小さい穴なので冷たい水が入りにくく、患者様もしみたりせず自覚症状がほとんどありません。また、歯医者も小さい穴なので虫歯検査で見落としやすいのですが、歯の中でアリの巣のように深く大きく広がってしまうので、早期の発見が歯の長持ちのためには重要です。その特徴から、かくれ虫歯と呼ばれています。

    よって、当院独自に考案した歯の特徴に合わせた虫歯治療法「ハーミノス虫歯治療法®(特許庁・商標登録)」にて治療を行うことにしました。

    ⇨詳しい削り方はこちらからhttps://kotsudent.com/blog/detail/20240420221149/

    (動画もございます)

    実際の治療

    虫歯の広がり方や大きさをレントゲンで確認し、慎重に削り始めます。

    少し表面の歯を削った所で、レントゲン通りに歯の中で虫歯が広がっていることが確認できました。

    なるべく健康な歯を削らずに虫歯を削りきりました。

    できるだけ健康な歯を削らないようにしているため、隣の歯との接触や歯の輪郭が十分に残せました。歯型を取る銀歯などの治療法と比べると、健康な歯を削る量に大きな差があります。

    ハーミノス虫歯治療法®の利点は、削った後比較的簡単に詰め物をすることができることです。お口の中で直接プラスチック樹脂のレジンを詰めるのですが、歯の形を十分に残して削っているため、元の形をほとんど変えずに詰める事が可能になります。

    健康な歯を多く削ると、治療後痛いことやしみることが起きやすいです。状況によっては神経に近い所まで削ることもありますし、削った所を詰める時に詰める範囲が大きいため、接着の不良が起きて歯の神経が痛みやすいこともあります。できる限り健康な歯は削らないのが一番です。

    大学病院と開業医の隔たり(理想と現実)

    日本の歯科大学病院で虫歯治療を専門に行う科では、歯型を取る治療法はほとんど行いません。ほとんどがお口の中でプラスチック樹脂のレジンを詰める方法です。健康な歯をなるべく削らない方が当然歯の寿命が長持ちするからです。当院もその考えに強く共感し、ハーミノス虫歯治療法®を考案するまでに至りました。

     

    ではどうしていまだに多くの開業医で歯型を取る治療法が行われるのでしょうか?技術面もありますが(歯型を取る治療法の方が簡単)、やはり治療費が大きく関係していると考えられます。

    歯と歯の間の虫歯、奥歯の虫歯はとても治療が難しく、慎重に行わないと健康な歯を削りすぎてしまいますし、神経を痛めてしまうことや、虫歯の取り残しも起きてしまいます。

    それなのに、レジンで行う虫歯治療の治療費はすべての治療の中で最も安く、患者様の負担は1,500円程度です。銀歯なら3~4千円程度、セラミックであれば自由診療なので何万円もの治療費になります。

    時間をかけて丁寧に行ったとしても、治療費が安ければ歯医者の報酬は低いため、歯科医院は経営を続けることができません。このような事情もあって、現在でも大学病院と開業医の間には大きな隔たりがあると考えています。

    全国全ての歯医者が理想的な虫歯治療を行うようになることを願っています。

    みつおデンタルクリニック 院長

    精密な検査と治療で歯を守る会 代表 高津光雄

    健康な歯をできる限り削らない「ハーミノス虫歯治療法®【特許庁・商標登録】」を考案

     

    【今回の治療について】

    患者:30代男性

    治療期間:1日

    治療回数:1回

    治療費:(自由診療)25,000円

     

    【虫歯治療(白いプラスチック樹脂(レジン))のメリット】

    ・歯を削る量が歯型を取るつめ物よりも少ない

    ・白く治すことができる

    ・最短で一回で治せる

     

    【虫歯治療(白いプラスチック樹脂(レジン))のデメリット】

    ・一般的に経年的に変色してしまう
    ・欠けたり、割れたりする事がある
    ・レジンアレルギーの心配がある
    ・術者の技術によって治療後の予後に差が生じる

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    拠点の天満で虫歯から守る治療を

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