歯を守るために大切なのは「できるだけ治療しない」考え方です
2026/05/05
歯医者は、虫歯を削る、神経を取る、歯を抜く、つめ物やかぶせ物を入れるといった治療によって診療報酬が発生します。
患者さんに知っておいていただきたいことがあります。
それは、「治療をすること」には報酬がありますが、「精密な検査」や「治療をしない判断」や「削らずに経過を見る判断」は評価は無く歯医者の報酬はありません。
大きく治療するほど報酬が高い保険制度
削らない治療が評価されない
また、日本の保険診療では、一般的に虫歯を小さく丁寧に削ってつめる治療や神経を残す治療よりも、神経を取る治療や、かぶせ物を作る治療の方が診療報酬は高くなります。
つまり、制度上は歯を大きく治療するほど評価されやすい面があります。
歯をできるだけ削らないこと、神経を残すこと、治療を必要な範囲にとどめることが、十分に評価されていないのです。
そのことが、不必要に神経を取ったりすることにつながりかねないのです。
虫歯を丁寧に削ってつめる治療は、歯を守るうえでとても大切です。
医学的に見れば、小さく削って済ませる治療が高く評価されるべきです。
しかし、時間をかけて慎重に治療しても報酬は低く評価はされていないのが現実です。
一方で、虫歯がある程度大きいからという理由ですぐ神経を取る治療へ進めば、報酬が高くなります。
このような構造があると、歯をなるべく傷つけないために時間をかける診療よりも、大きく削る治療が選ばれやすくなる可能性があります。
歯医者には報酬の高さではなく、「その歯にとって本当に良い治療」を考える医療人としての姿勢が求められます。
治療費が世界と比べ安すぎるのも問題
治療の質の低下につながる
虫歯治療や神経を取る根の治療(根管治療)の費用ですが、世界と比べるととても安いです。
神経を取る治療は保険制度では2万円程度になりますが、世界と比べると10分の1以下の安い治療費なのです。
日本以外の国では、神経を取る治療費が高い為、時間をかけて質の高い治療ができます。
治療費が安い日本では多くの患者を治療しないと利益が出ないため、時間をかけることができにくく、質の低い治療になりがちです。
それが将来、根に病気を作って歯を抜く原因になりかねないのです。
40~50万円もするインプラント治療が優先されやすいのです。
大きく削るほど、歯は力に弱くなりやすい
歯は、一度削ると元には戻りません。健康な部分が多く残っているほど、咬む力に耐えやすく割れにくくなります。反対に、大きく削られた歯、神経を取った歯、大きなかぶせ物が入っている歯は、力に対して弱くなりやすいです。
特に奥歯は強い力を受けます。治療後しばらく問題がなくても、数年後に歯が欠けたり、ヒビが入ったり、根が割れたりすることがあります。
また、歯を1本抜くと、その歯が受け止めていた力は隣の歯や反対側の歯に分散されます。残った歯は今までよりも大きな負担を受けることになり、ヒビや破折、かぶせ物の脱離などが起こりやすくなることがあります。
だから、治療はそもそも必要でなければやらないことが一番ですし、治療が必要であれば歯を削る量は出来る限り最小限にするべきなのです。
虫歯・歯周病だけでなく「咬む力」を知ることも大切です
歯を悪くする原因として、虫歯や歯周病はよく知られています。しかし最近は、それと同じくらい「咬む力」も重要だと考えられています。
歯ぎしりや食いしばりが強い方は、歯に細かいヒビが入ることがあります。最初は小さなヒビでも、そこから虫歯菌が入り込むと、深い虫歯になることがあります。
ヒビが神経まで達すると、神経に炎症が起こり、神経を取る治療が必要になることがあります。さらに、ヒビが根まで進んで歯が割れてしまうと、状態によっては抜歯を検討しなければならないこともあります。
つまり、歯を守るため=歯が割れないためには歯への負担を少なくすることで、できれば治療をしないこと、治療が必要であれば歯が割れにくいような最小限の治療をすることを考えないといけません。
治療の方法や繰り返しは顎にも影響することがあります
少しでも歯を削る(治療する)と、周りの歯と顎の関節に影響します。治療した歯の周りの歯は負担が増えます。顎の関節(顎関節:がくかんせつ)も負担が増えます。負担が増えるということは、歯が割れやすくなる可能性があります。
そのことを歯医者は理解した上で、治療を行わなければいけません。
よって、できる限り最小限に歯を削って周りの歯と顎関節への負担をなるべく増やさないようにすることが、お口全体の寿命を延ばすことになるのです。
治療を繰り返し、つめ物やかぶせ物を入れるたびに、歯の高さや咬み合わせは少しずつ低くなります。
咬み合わせの変化は、顎の関節や筋肉への負担につながることがあります。口を開けると痛い、顎が開きにくい、音がする、朝起きると顎がだるい、といった「顎関節症」の症状が出てしまう場合もあります。
顎関節症の原因は一つではありませんが、歯の治療や咬み合わせの変化が関係することもあるため、できる限り顎と歯に負担の少ない治療を行うべきです。
本当に必要な治療だけを丁寧に行う
歯科治療で大切なのは、精密な治療をすることだけではありません。
本当に治療が必要な歯を見極め、必要な範囲だけを丁寧に処置することです。
虫歯のように見えても、すぐに削らず経過を見られる場合があります。一方で、小さく見えても中で深く進んでいる虫歯もあります。
みつおデンタルクリニックでは、虫歯検査を丁寧に行い、すぐに削るべきか、経過を見るかを診断します。
治療が必要な場合も、削る量をできるだけ少なくし、歯の寿命をできる限り延ばすように努めます。
治療は、できる限り少なく小さい方が歯への負担は当然小さくなります。
歯科治療は、歯を守るためにあります。みつおデンタルクリニックでは、治療する歯だけでなく、将来お口全体の歯をできるだけ長く健康に保つことも考えながら、診査・診断・治療を行っています。
みつおデンタルクリニック 院長
精密な検査と治療で歯を守る会 代表 高津光雄
健康な歯をできる限り削らない「ハーミノス虫歯治療法®【特許庁・商標登録】」を考案
トロント大学 根管治療プログラム 卒業 世界基準の精密根管治療を行い、根管治療の名医として「名医のチョイス」に掲載
大阪・梅田・天満の患者様に選ばれる精密な根管治療と虫歯治療を提供できるよう日々研鑽
│トロント大学 根管治療プログラム 卒業│
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みつおデンタルクリニック
〒530-0036
住所:大阪府大阪市北区与力町4-15 ダイナスティ与力101
電話番号 :06-6948-6232
拠点の天満で虫歯から守る治療を
高技術な根管治療を天満で実施
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