みつおデンタルクリニック

自然治癒すると思い放置した初期虫歯が神経まで進行。手遅れと言われた治療

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自然治癒すると思い放置した初期虫歯が神経まで進行。手遅れと言われた治療

自然治癒すると思い放置した初期虫歯が神経まで進行。手遅れと言われた治療

2025/05/18

今回は、治ると思い放置した虫歯が進行し、手遅れで神経を取ると言われた奥歯を、神経を残して1日で治療した症例を説明します。

目次

    自然治癒すると思い放置

    虫歯は治る?

    患者様は、数年前他の歯科医院で左下の奥歯に初期の虫歯があると言われ治療をすすめられました。その歯は過去に一度治療したことがあったので、初期であれば歯磨きを頑張っていれば自然治癒するだろうと思い、治療せずに放置していたそうです。

    最近になり、食事中に歯が欠けて穴が開き、しみるようになったため近くの歯科医院でレントゲンを撮ったところ、虫歯が進行していて神経に達してしまっていることが分かりました。

    そちらの先生に、虫歯が大きすぎて手遅れなので、神経を抜いてかぶせ物をするしかないと言われたそうです。なんとか神経を残して治療はできないかと当院を受診されました。

    患者様の年齢は20代で若く、虫歯の進行速度は速いです。ごくごく初期の虫歯であれば、定期検診でフッ素を継続して塗っていたり、毎日の歯磨きにフロス等の補助器具を使って頑張っていれば、自然治癒することもあります。

    しかし、それが不十分であれば、虫歯は治らず進行していきます。患者様は歯磨きもしない日があるくらい、きちんとできていなかったそうです。それが最大の原因と考えました。

    また、過去に一度治療していますが、その時の虫歯治療後にしみや痛みが長い期間続いたそうです。予想にはなりますが、虫歯の取り残しや、歯の乾燥が不十分によるつめ物の接着不良が考えられました。これらは虫歯の再発を起こしやすくなります。

    神経に達する大きな虫歯。神経を取る必要は?

    すぐに神経を取るのは誤診

    歯を見てみると、虫歯で穴が開いていました。虫歯は歯の中で広がる特徴がありますので(かくれ虫歯と呼ばれます)、穴の見た目以上に大きいことがほとんどです。

    どのくらい虫歯が進行しているのかをレントゲン(CT)を撮影し確認しました。すると、以前の歯科医院で言われた通り、歯の神経に達するくらい大きな虫歯になっていました。

    確かにこの大きさの虫歯であれば、神経を取るという歯医者がいてもおかしくはありません。

    しかし、虫歯が大きい「だけ」では神経を取る理由にはなりません。誤診になり過剰な治療になってしまいます。余計な治療費もかかってしまいます。

    過去にひどい痛みがあった経験があったり、レントゲンで明らかに神経が死んでいるような大きな根の病気があれば、それは神経を取るべき状態です。他にも電気診査など様々な検査を行い、本当に神経を取る必要があるのかを判断します。

    それでも必要性の有無がわからないことがあります。その時は治療を行い、その時に神経を残すべきか取るべきかを判断します。そのくらい神経を取るかどうかは慎重に行わないといけません。

    今回の患者様の歯は、今は少ししみるだけで大きな痛みは今まで一度もないとのことで、レントゲンや他の検査でも神経を取る必要性は低いと予想しました。

    実際の治療。なんとか神経を残し、1回で完了できた

    虫歯は神経に達するくらい大きいため、慎重に削る必要があります。早く大雑把に削ってしまえば、神経を傷つけてしまい、神経を取ることになってしまうからです。

    虫歯を青く染める薬を用いて、虫歯のみを慎重に削っていきます。虫歯を少し削っては薬で染めることを何度も繰り返していきます。(30分程度かかりました。)

    ほとんど虫歯を削り終わりました。予想通りではありますが、神経の先端の部分が薄く出てしまっています。

    神経が出てしまった状態への対応については、色々な方法があるのですが、今回は神経付近の所は削りきらずにつめ物を行うという、東京医科歯科大学が提唱する方法を採用し行いました。(その方が神経が長持ちしやすいという論文データから。)

    そのままプラスチック樹脂(レジン)をつめると神経への刺激・炎症を起こす恐れがあるため、神経を保護する薬(MTA系のセメント)で神経を保護します。

    その後、お口のだ液がつかないようにラバーダムというゴムのシートで完全に歯を乾燥させ、お口の中でつめ物をつめました。

    患者様は1回で神経が残り綺麗に治ったことに驚かれ、とても喜ばれました。本当に良かったです。

    治療後半年以上経過した現在でも、痛みなどは出ておらず食事も普通にできるとのことでした。ただし、大きな虫歯だった歯は将来神経が死んでしまうこともあるため、今後も定期的に経過観察していくことになりました。

    進行した虫歯には自費治療が強く勧められる

    最低限の費用で歯が長持ちする

    今回の虫歯治療は自費治療で行いました。ある程度進行した虫歯治療については、自費で行うことを強くお勧めしています。(虫歯治療を保険治療だけでなく、自費治療でも行っている歯科医院を選びましょう。)

    その理由としては、虫歯治療は歯の治療で初めの治療であるため、この治療の質が悪いものであれば、将来神経を取る可能性が高くなります。神経を取れば歯がもろくなり、割れやすくなります。歯が割れてしまえば、歯を抜くことになります。

    保険治療での虫歯治療は費用が治療の中で一番安いため、時間をかけることはできません。今回の虫歯の大きさであれば、かなりの高い確率で神経を取ることになっていたでしょう。

    だから、初めの治療である虫歯治療には精度の高い精密な治療を行い、将来歯と歯の神経を抜く可能性を低くすることが大切なのです。

    費用も長い目で見れば経済的です。当院での虫歯治療は現在25,000円しますが、他の自費治療の金額と比べると安いです。今回もし神経を取っていれば、かぶせ物をする必要があり、セラミックのかぶせ物をすれば10万円かかります。将来歯が割れて抜いてインプラントを行うことになれば、40万円平均でかかります。

     

    虫歯治療を保険治療のみで行う歯科医院では、利益が少ない虫歯治療に時間と手間をかけることはできないため、このような自費のかぶせ物やインプラントなどが優先されやすいです。これが日本の歯科最大の問題点であると指摘されています。

    当院が虫歯治療を自費で行う理由はお金儲けのためではありません。歯の治療で最初で最も大切な虫歯治療に、時間をかけて精度の高い治療を行うことができる最低限の費用をいただき、歯と神経を長持ちさせるために行っています。

    このような治療をご希望の方、同じようなお悩みをお持ちの方はぜひ、みつおデンタルクリニックにご相談ください。ご拝読いただき、ありがとうございました。

    みつおデンタルクリニック 院長

    精密な検査と治療で歯を守る会 代表 高津光雄

    健康な歯をできる限り削らない「ハーミノス虫歯治療法®【特許庁・商標登録】」を考案

    オンライン相談等、SNSで医院の情報を配信中

    【今回の治療について】

    患者:20代女性

    治療期間:1日

    治療回数:1回

    治療費:(自由診療)25,000円(税込)

     

    【虫歯治療(白いプラスチック樹脂(レジン))のメリット】

    ・歯を削る量が歯型を取るつめ物よりも少ない

    ・白く治すことができる

    ・最短で一回で治せる

     

    【虫歯治療(白いプラスチック樹脂(レジン))のデメリット】

    ・一般的に経年的に変色してしまう
    ・欠けたり、割れたりする事がある
    ・レジンアレルギーの心配がある
    ・術者の技術によって治療後の予後に差が生じる

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    みつおデンタルクリニック
    〒530-0036
    住所:大阪府大阪市北区与力町4-15 ダイナスティ与力101
    電話番号 :06-6948-6232


    拠点の天満で虫歯から守る治療を

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