みつおデンタルクリニック

歯医者がいないほうが歯が多く残る? 昔話から考える「本当に必要な歯医者」とは

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歯医者がいないほうが歯が多く残る? 昔話から考える「本当に必要な歯医者」とは

歯医者がいないほうが歯が多く残る? 昔話から考える「本当に必要な歯医者」とは

2026/05/24

「A村には歯医者がいる。B村には歯医者がいない。ところが、村人に残っている歯の数は、B村のほうが多かった。」

 

これは、少し皮肉を含んだたとえ話です。もちろん、歯医者がいないほうがよいという意味ではありません。虫歯、歯周病、歯の痛み、根の病気などがある場合、歯科医療はとても大切です。必要な治療を受けなければ、痛みや腫れが強くなり、最終的に歯を失うこともあります。

 

ただ、この話が問いかけているのは、歯科治療は本当に必要な時に、必要な範囲で行われているのかということです。

歯科医院は、治療を行うことで成り立っています。虫歯を削る、詰める、神経を取る、かぶせ物を作る、歯を抜く。こうした処置には費用が発生します。多くの歯科医師は患者さんの歯を守るために診療していますが、制度や経営の構造だけを見ると、「削らずに経過を見ること」や「治療しない判断」は費用が発生せず(0円)、評価されにくい面もあります。ここに、この話の皮肉があります。

 

本来、歯医者は歯を守るために存在しています。
しかし、本当に必要かどうかを十分に見極めないまま、すぐに削る、すぐに神経を取る、すぐに抜くという流れになれば、歯を守るはずの治療が、結果として歯を弱くしてしまうことがあります。

 

歯は、一度削ると元には戻りません。小さな虫歯を大きく削れば、それだけ健康な歯の部分は少なくなります。詰め物やかぶせ物は失った部分を補うものですが、自分の歯そのものと同じではありません。治療を繰り返すほど、残っている歯の量は少しずつ減っていきます。

神経を取る治療(根管治療)も同じです。強い痛みがある場合や、神経が感染している場合には必要になることがあります。しかし、しみる、痛いという症状があるからといって、必ずすぐに神経を取らなければならないわけではありません。

 

虫歯の深さ、痛みの出方、神経の反応、レントゲン所見、CTで見える根の状態、歯のヒビの有無などを確認し、総合的に判断する必要があります。

 

神経を取る根管治療は、歯の根の中の感染源を減らし、歯を残すために行う大切な治療です。しかし、根の中は細く複雑な形をしており、簡単な処置ではありません。根管治療の質や、その後の土台・かぶせ物の状態によって、歯の将来は大きく変わります。

抜歯についても同じです。歯が大きく割れている、重度の歯周病で支えが少ない、虫歯が歯ぐきの深い位置まで進んでいるなど、抜歯が必要な場面はあります。

 

しかし、レントゲンで根の先に影があるから、すぐ抜歯という判断になるとは限りません。根の病気の多くは、根管内の感染が関係しています。そのため、歯の状態によっては、根管治療で感染源を減らし、経過を見られる場合もあります。

 

もちろん、すべての歯を残せるわけではありません。無理に残すことで、痛みや腫れを繰り返したり、周囲の骨や隣の歯に悪影響が出たりすることもあります。大切なのは、残せる歯なのか、残すことで不利益が大きくなりやすい歯なのかを、検査によって判断することです。

このたとえ話の大事な点は、歯医者がいるかどうかではありません。
本当に大切なのは、治療を始める前に、必要性を見極めているかどうかです。

 

小さな虫歯が見つかった時、すぐ削るべきなのか。
しみる症状がある時、神経を取る必要があるのか。
根の先に影がある時、抜歯なのか、根管治療で対応できる可能性があるのか。

 

こうした判断には、診査と診断が欠かせません。

歯科治療で最初に大切なのは、すぐにドリルを持つことではなく、状態を正しく把握することです。患者さんの話を聞き、痛みの種類を確認し、口の中を見て、レントゲンを撮り、必要に応じてCTを確認し、噛み合わせや歯ぐきの状態も含めて考えます。

みつおデンタルクリニックでは、この「治療前の見極め」を大切にしています。

 

もちろん、痛みが強い場合や感染が進んでいる場合には、早く対応することが必要です。しかし、すべてのケースで急いで削ることがよいとは限りません。すべての痛みで神経を取る必要があるわけでもありません。すべての根の病気が抜歯につながるわけでもありません。

 

歯科医療で大切なのは、治療の数を増やすことではありません。
歯を長く使える状態に近づけることです。

 

そのためには、必要な治療は丁寧に行い、必要のない治療はむやみに増やさないという考え方が欠かせません。

 

ただし、「何もしないこと」がいつもよいわけではありません。虫歯や歯周病、根の病気を放置すれば、症状が進むことがあります。大事なのは、放置することではなく、必要な治療と、まだ経過を見られる状態を見分けることです。

A村とB村のたとえ話は、かなり極端な話です。現実には、歯医者がいない村では、治療できずに困る人も多いはずです。ですから、この話を「歯医者はいらない」という意味で受け取るのは違います。

 

この話の教訓は、歯医者は必要だが、治療の必要性をきちんと見極める歯医者でなければならないということです。

削らなくてよい歯を削らない。
取らなくてよい神経を取らない。
抜かなくてよい歯を抜かない。


そして、根管治療などの治療が必要な時には、できるだけ歯への負担を抑えながら丁寧に行う。

 

大切なのは、すぐ治療することではなく、本当に必要かを見極める検査と、必要最低限の治療

歯を削る前に、神経を取る前に、抜歯を決める前に、本当にその治療が必要なのかを考える。
その姿勢こそが、歯を守るための第一歩だと考えています。

みつおデンタルクリニック 院長

精密な検査と治療で歯を守る会 代表 高津光雄

健康な歯をできる限り削らない「ハーミノス虫歯治療法®【特許庁・商標登録】」を考案

トロント大学 根管治療プログラム 卒業 世界基準の精密根管治療を行い、根管治療の名医として「名医のチョイス」に掲載

大阪・梅田・天満の患者様に選ばれる精密な根管治療と虫歯治療を提供できるよう日々研鑽

トロント大学 根管治療プログラム 卒業

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拠点の天満で虫歯から守る治療を

高技術な根管治療を天満で実施

拠点の天満にて予防歯科を実施

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