みつおデンタルクリニック

他院で治療できないと言われた左上の奥歯を、 精密根管治療で残せた症例

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他院で治療できないと言われた左上の奥歯を、 精密根管治療で残せた症例

他院で治療できないと言われた左上の奥歯を、 精密根管治療で残せた症例

2026/06/14

こんにちは。大阪市北区天満にあるみつおデンタルクリニック 院長の高津光雄です。

今回は、左上の奥歯の歯ぐきから膿が出て、他院では「抜歯になる可能性が高い」と言われた歯を、抜かずに残すことができた症例をご紹介します。「奥歯の歯ぐきが腫れて膿が出る」「治療がむずかしいので抜くしかないと言われた」——そんな不安をお持ちの方に、その歯の中で何が起きていたのか、そしてどうやって残すことができたのかを、できるだけわかりやすくお伝えします。

患者さんは30代の女性です。左上の奥歯にある銀歯のあたりの歯ぐきから膿が出ることを気にされ、かかりつけの歯科医院を受診されました。そこで、むし歯と根の病気があること、治療がむずかしく、もし治療をするなら抜歯になる可能性が高いこと、根の治療の専門的な歯科医院で診てもらった方がよいことを説明され、みつおデンタルクリニックを調べて来院されました。来院時には、銀歯の下の歯ぐきに、膿の出口となる「できもの」ができていました。

当院でCTを撮影したところ、歯の根の先に「根尖病変(こんせんびょうへん)」ができていました。これは、根の中で細菌が増え、その出口である根の先のまわりの骨が溶けてしまう病気です。体が細菌と戦った結果として骨が失われ、痛みや歯ぐきの腫れ、膿の原因になります。今回は骨が溶けて穴が開き、骨が失われていく範囲(骨吸収)もかなり進んでいました。CTでは、根の先の黒く抜けた部分として確認できます。こうした病変は、放っておくほど大きくなり、歯を支える骨を失っていきます。骨が大きく溶けてしまうと、歯がぐらついたり、抜かざるを得なくなったりすることもあります。

では、なぜここまで進んでしまったのでしょうか。原因は、銀歯の内側にありました。銀歯を外してみると、中で大きくむし歯が広がっていたのです。銀歯のような金属の被せ物は、歯との境目に段差ができやすく、また硬いために歯を欠けさせてしまうことがあります。そのわずかなすき間からむし歯菌が入り込み、内部でむし歯が進んでいったと考えられます。内側のむし歯は外からは気づきにくく、痛みも出にくいため、膿や腫れといった形で表に出て初めてわかることが少なくありません。むし歯の中には、何十億もの多くの細菌がいるといわれています。

むし歯をすべて取り切ると、健康な歯はほとんど残っていませんでした。それだけ、内部で深く進行していたということです。

ここから、根の治療(根管治療)に入ります。まず、だ液に含まれる細菌で根の中が汚れないように、歯のまわりに「隔壁(かくへき)」という外壁を作りました。せっかく根の中をきれいにしても、治療中にだ液が入り込むと細菌が再び入ってしまいます。隔壁を作ってから治療を行うと、根管治療が成功しやすくなるといわれています。

根の中を拡大して丁寧に調べていくと、病気の最も大きな原因と思われる根の入り口に、「フィン」と呼ばれる細い溝が見つかりました。その溝には、汚れ=細菌の取り残しが見られました。根の中は曲がっていたり枝分かれしていたりと複雑で、細い針金状の器具だけでは、こうした溝の奥までは届きにくいのです。ここに多くの細菌がたまり、根の先の病変を作っていたと考えられます。一度治療した歯で病気がぶり返す原因として、このような取り残しはよく見られます。

超音波の器具を用いて、この溝の汚れも含めて根の中を丁寧に清掃していきました。

根の中が清潔になったことを確認し、すき間ができにくく骨の再生力が高いとされている「MTAセメント」という材料を根につめて、治療を完了しました。根の中をすき間なく密封することで、細菌が再び入り込みにくくなることを目指しています。

ここからは、その後の経過です。根の病変は、原因を取り除いてから、体の力で少しずつ治っていきます。骨が元に戻るには時間がかかるため、長い目で経過を見ていくことが大切です。治療後4年が経ち、根の先の病変は消え、溶けて穴が開いていた骨が再生していました。3Dの画像でも、開いていた穴が骨で埋まっている様子が確認できます。現在も安定しています。

歯ぐきから出ていた膿も落ち着き、できものも治りました。

他院で抜歯と言われた歯でも、原因をていねいに調べて取り除くことで、残せる場合があります。今回の歯も、骨が大きく溶けてはいましたが、根の中に残っていた細菌をしっかり取り除いたことで、骨が回復してくれました。ただし、歯の状態によっては残せないこともあり、割れている歯などは治療ができません。医療である以上、すべての歯が必ず治るわけではない点はご理解ください。それでも当院では、患者さんの歯をできるだけ残せるよう、精密な検査と治療に努めています。

 

当院が歯を残すことにこだわるのは、一度抜いてしまった歯は二度と元に戻らないからです。抜いた後は入れ歯やインプラントなどで補うことになりますが、ご自身の歯に勝るものはありません。だからこそ、残せる可能性が少しでもあれば、その原因を丁寧に見極めて治療にあたっています。

歯ぐきの腫れや膿、他院で抜歯と言われた根の病気でお悩みの方は、ぜひ一度みつおデンタルクリニックへご相談ください。ご拝読いただきありがとうございました。

みつおデンタルクリニック 院長

精密な検査と治療で歯を守る会 代表 高津光雄

健康な歯をできる限り削らない「ハーミノス虫歯治療法®【特許庁・商標登録】」を考案

トロント大学 根管治療プログラム 卒業 世界基準の精密根管治療を行い、根管治療の名医として「名医のチョイス」に掲載

大阪・梅田・天満の患者様に選ばれる精密な根管治療と虫歯治療を提供できるよう日々研鑽

トロント大学 根管治療プログラム 卒業

【今回の治療について】

年齢:30代 女性

治療期間:2週間(経過観察期間を含まない)

治療回数:3回

治療費: 精密根管治療費 120,000円(税込)

【精密根管治療のメリット】
・歯を抜かずに残せる可能性が高くなる。
・歯が長持ちしやすくなる。

【精密根管治療のリスク・デメリット】
・外科処置が必要となる場合がある。
・骨が再生するには時間がかかる。
・治療途中に歯が割れたり、保存が不可能と判断した場合は抜歯になることもある。

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みつおデンタルクリニック
〒530-0036
住所:大阪府大阪市北区与力町4-15 ダイナスティ与力101
電話番号 :06-6948-6232


高技術な根管治療を天満で実施

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